【洗口液】 アース製薬 モンダミン 【使用感】
アース製薬 モンダミン ペパーミント
言わずと知れた洗口液の定番「お口クチュクチュ、モンダミン」。
1987年に誕生して30年以上経つ。
アース製薬が当時アメリカで普及していた「リステリン」に目を付けて、日本人の味覚によりマッチした洗口液を作ろうということで開発されたとのことである。
「近代的なという意味の「modern」とフランス語で私の友達、恋人を意味する「mon ami(e)」に医薬品などで用いられる「〜イン」の語尾を組み合わせて、「モンダミン」というブランド名が誕生しました。」
(公式HP モンダミンの名前の由来より)
今ではすっかりマウスウォッシュの代名詞として定着しすぎて、「モダン」どころかどこかレトロな感じさえする。
現在では歯周病予防効果も付与された、「モンダミンプレミアム」や「モンダミンネクスト」といった製品もリリースされている。
ペパーミント味は1987年にリリースされたもっとも古いモンダミンである。
成分
湿潤剤:グリセリン
可溶化剤:PEG-60水添ヒマシ油
矯味剤:キシリトール、サッカリンNa
洗浄補助剤:三リン酸5Na(TPP)、ポリリン酸Na(四リン酸6Na:TetPP)
pH調整剤:リン酸Na、リン酸2Na
保存剤:ブチルパラベン
香料:(ペパーミントタイプ)
着色料:黄色4号、青色1号
基剤:銅クロロフィリンNa
アルコールタイプなので溶剤としてエタノールが入っている。
殺菌剤成分は入っていない。
純粋な洗浄系洗口液である。
洗浄剤として三リン酸5Na(TPP)とポリリン酸Na(四リン酸6Na:TetPP)が入っている。
三リン酸5Naはホワイトニング系の洗口液や歯磨き粉に良く入っている成分で、着色汚れを落とす効果がある。
ポリリン酸Naはイオンコーティング成分で、歯の汚れを付着しにくくする効果があるそうである。
使用感
刺激 ☆☆★★★
アルコールタイプだがあまりピリピリする感じがなく、スッキリしている。
「モンダミン センシティブ」というタイプもあり、そちらはさらにアルコール含有量が減らされているらしい。
しかし普通の人はこちらでも十分低刺激ではないかと思う。
味 ☆☆☆☆★
ミントタイプということだがそこそこ甘い。
グリーンガムっぽい味?
キシリトールも入っているのでスッキリした味。
しかし口の中がスース―するほどのミント感もない。
洗浄力 ☆☆☆☆★
カレーやラーメンなど脂っこいものを食べた後に使用すると確かにスッキリして、口の中のべたつきが無くなる。
しかし歯の表面に付着した歯垢などは落ちないため、歯磨きの代わりにはならない。
コーティング成分のポリリン酸Naのおかげか、朝食後口をすすいでから出勤すると昼前ぐらいまでなら、歯の表面が比較的ツルツルしている感じがある。
使いやすさ ☆☆☆☆☆
20mLを口に含んで20秒~30秒すすぐ。
ボトルサイズに比してキャップが大きく、中の線も比較的はっきりしていて、見やすい。
特にキャップの開閉のし易さは素晴らしいと思う。
さっと開けてさっと使える。
(逆にリステリンのように開けにくくしないと子供の誤飲の危険性もありそうだが…)
コスパ ☆☆☆☆☆
使いやすい分、減るのが早い感じはする。
しかし1.7Lの大容量タイプがアマゾンなどのネット通販なら800円前後で買える。
普通のデンタルリンスが1リットル1000円前後するので、それを考えるとかなり安い。
また最近では濃縮タイプという、水で5倍~20倍に薄めて使うタイプが登場し、それが分量220mLで1100mL~4400mLも使えて定価980円。
マウスウォッシュとして破格の高コストパフォーマンス商品となっている。
リピーターには是非おすすめである。
お勧め度 ☆☆☆☆★
コストも安く、気軽に使えるのが最大のメリットか。
油っぽい食事をした後にさっと口をすすいだり、お昼寝前にすすいだりするとスッキリしていい。
ホワイト二ング成分でもある三リン酸5Naが入っているので、コーヒーやワインを飲んだ後、歯の着色が気になる人はこれで口をすすぐと着色汚れ対策になる。
また公式な使い方ではないが、さらにこの上から歯を磨くと着色汚れが落ちやすくなるので、歯のくすみ落としにも良いかもしれない。
実際に液体歯磨きのように使ってみるとかなりスッキリしていい。
ただし残念ながらフッ素や殺菌成分が入っていないので、虫歯や歯周病予防にはならないのは注意が必要である。
歯周病予防効果もある「モンダミンプレミアム」もあるが、あちらは洗浄成分からして全く別物といっていいものなので、これは普通の歯磨き粉やデンタルリンスの補助的なものとして使うのが良いと思う。