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【液体歯磨き】 アース モンダミンNEXT 【使用感】

 

 

アース モンダミンNEXT

洗口液で有名なアース製薬歯周病対策の液体歯磨き「モンダミンNEXT」の100mL版をレビューするために購入してみた。

後に書くが、個人的にかなり謎が多い液体歯磨きである。

購入するのは2度目で、一度目に購入した時は印象が良くなかった。

再び購入して試してみて、かなり印象が変わった製品である。

アース モンダミンNEXT

本製品は期待値が飛びぬけて高い製品である。

何がすごいって、デンタルリンスの殺菌成分の代表である、IPMPCPCが両方入っているということである。

次の項目で成分を分析する。

 

モンダミンNEXT 成分分析

アース モンダミンNEXT 成分表

湿潤剤:濃グリセリン

溶剤:エタノール

香味剤:香料(メディカルハーブミントタイプ)、キシリット

可溶剤:POE硬化ヒマシ油

pH調整剤:リン酸2水素Na、リン酸1水素Na

薬用成分:セチルピリジニウム塩化物水和物(CPC)イソプロピルメチルフェノール(IPMP)グリチルリチン酸ジカリウム(GK₂

 

品目が少なく、かなりシンプルな構成である。

 

モンダミンNEXTは殺菌力と持続力に優れたCPCと、浸透力に優れた殺菌剤であるIPMPの両方が入っている数少ないデンタルリンスである。

CPCはサンスターのガム、IPMPはシステマなどの殺菌成分である。

つまりモンダミンNEXTはガムとシステマを合体したようなデンタルリンスなのである。

当然殺菌力には期待が持てる。

また抗炎症剤であるGK2もしっかり入っているのでまさに「隙なし」である。

 

気になる点があるとすれば、液体歯磨きなのに洗浄剤が全く入っていないことである。

普通液体歯磨きにはブラッシング時に汚れを落としやすくしたり、再付着を避けるために界面活性剤が含まれているが、モンダミンNEXTには全く入っていない。

つまり品名を見ると液体歯磨きとなっているが、殆ど洗口液のような成分となっている。

 

使用感

刺激 ☆☆★★★

アルコールタイプだが、かなり薄口である。

ガムよりは明らかに弱く、システマと同様もしくはそれよりさらに低刺激である。

最初に購入した時はとんでもなく薄く、水みたいだったが、レビューのために再度購入した時は刺激や味が濃くなっていたが気のせいだろうか?

洗浄剤が入っていないのが、液体歯磨きとして使った時にどうなるか心配だったが、磨いた後歯がネバネバするとかはなかった。

味 ☆☆☆☆☆

個人的にかなり好感が持てる味である。

●ステリンなどと違って、サッカリンスクラロースなどの人口甘味料入っておらず、キシリトールの控えめな甘みのみがあって、非常にスッキリする。

味は薄いが、嫌みがなく、歯科衛生用品の鏡のような真面目な味である。

 

殺菌力 ☆☆☆☆☆

期待通り、非常に高いと思う。

一日一回の使用で、次に磨くときでもまだ歯に歯垢が付き切ってないこともあった。

夕方になってもまだ歯にツルツルが残っていた。

10日間ほど使ったが、歯茎の腫れや出血も全く起こらなかった。

 

使いやすさ ☆☆☆☆☆

10mL~20mL口に含んで、20秒程度クチュクチュして吐き出す。

購入したのは100mLのトラベルサイズ、キャップが小さすぎ(7mLぐらい)で、使いにくかったが他のサイズは問題ない。

モンダミンの他のサイズのボトルはキャップが大きい上、多角形になっており開けやすい。

液体歯磨きとなっているが、味が薄くて嫌みがないので、洗口液として使ってもかなり使い勝手が良かった。

コスパ ☆☆☆★★

モンダミンシリーズは国産の割にかなりコスパが良い。

大容量タイプが何パックも入ったものがネットで格安で買えたりする。

ところがこのモンダミンNEXTは大容量パックがないため、モンダミンプレミアムなんかの実質倍ぐらいの値段がする。

効果は他のモンダミンシリーズよりも高いと思うのがそこだけが残念である。

 

お勧め度 ☆☆☆☆☆

非常に優秀なデンタルリンスである。

CPC単体の安いデンタルリンスなどに比べると、効果はかなり期待できる。

気になる点は洗浄剤も研磨剤も入っていないので、長期間使っていると歯の着色が生じるのではないかということぐらいであるが、別にホワイト二ングタイプの歯磨きを併用すれば問題なさそう。

若干高いが、安心して使い続けられるお勧めの製品…

 

…と、本当にかなりお勧めな製品なのだが、なんとこれが製造終了になったらしい。

 

たまにドラッグストアで半額で売られていたので何かあったのかと思っていたのだが、知らない内に販売終了になっていた。

何か政治的にな臭いがする案件である。

つまり従来のモンダミンシリーズの売り上げを食ってしまうので止めたとか、CPCとIPMP両方添加すると他のメーカーの製品が売れなくなるので、他メーカーへの配慮で止めたとか、いろいろ考えている。

しかしこんな優秀な製品が販売終了になるのは残念である。