【洗口液】ダイソー マウスウォッシュ モリトク
ダイソー モリトク マウスウォッシュ
ダイソーで売っている洗口液である。
もちろん100円。(250mL)
裏を見ると「株式会社モリトク」と書かれている。
製造はMade in Korea。
成分分析
溶剤:水、エタノール
湿潤剤:グリセリン
甘味剤:ソルビトール
湿潤剤:PG(プロピレングリコール)
可溶化材:PEG-40水添ヒマシ油
防腐剤:メチルパラベン
増粘剤:セルロースガム
香味剤:メントール
着香剤:香料
洗浄剤:ラウリル硫酸Na
着色剤:青1
極めてシンプルな成分構成である。
洗浄剤として入っているのはラウリル硫酸Naだけ。
デンタルリンスにはよく入っている、言わずと知れた界面活性剤である。
それにエリスリトールやキシリトール、サッカリンなどの甘味剤が入っているだけ。
キシリトールが虫歯予防に良いというのは周知のことであるが、エリスリトールも同様に虫歯を発生させない甘味剤である。
エリスリトールは歯垢の浸透分解作用があり、花王のピュオーラシリーズにも高濃度で含まれている。
使用感
刺激 ☆☆★★★
エタノール含有タイプだが、それほど濃度が高くない感じ。
ピリピリした感じが全くなく、国内メーカーの刺激の弱いアルコールタイプ並みの低刺激。
モンダミンのペパーミントよりも低刺激である。
味 ☆☆☆★★
甘味剤が3種類も含まれているのでかなり甘いのかと思ったが、思ったより薄口で普通に甘いレベル。
モンダミンと比べてもちょっと薄い?
洗浄力 ☆☆☆★★
ラウリル硫酸ナトリウムが含まれているので、普通に口の中の余分な油分を落とす効果はある。
エリスリトールが入っているのでピュオーラシリーズのようなスッキリ感を期待したがそれがなかったのは残念。
吐き出したあと口の中の粘膜に妙に…残る感じがある。
何が残っているのか分からないが(プロピレングリコール?グリセリン?)、少し違和感を感じる。
そのせいかモンダミンの方がスッキリ感がある。
使いやすさ ☆☆☆☆★
安っぽいボトルに入っているがフタが開けにくいとか、分量が測りにくいとかいうことは特にない。
使用方法は「10mL~15mL口に含んでから、30秒すすいだあと、吐き出す」とある。
不覚にも液の色が青ではっきりしているため、分量は測り易い。
逆に服に付いたりすると目立ちそう。
コスパ ☆☆★★★
250mLで100円は安いように感じるかもしれない。
しかし、モンダミンの1.7Lタイプが800円~1000円で買える(200mL/100円前後)ため、それほど安くはない。
少量だけ購入するならこちらに分があるかもだが、効果等々考えると正直微妙。
お勧め度 ☆☆★★★
値段等々考えても、敢えてこれを買う理由がない。
普通にモンダミンを買えば良いと思う。
スッキリ感もモンダミンの方が上。
星が2つあるのは特にこれを使っていて口の中が腫れたとか、粘膜が剥がれたとかそういうことはなかったからである。
しかしモンダミンシリーズなら抗炎症剤や殺菌剤、汚れの再付着を予防する洗浄成分なども入っているため、明らかに機能的に見劣りする。
なので、コストを考えても効果を考えてもモンダミンの大容量タイプの購入をお勧めしたい。
【液体歯磨き】 アース モンダミンNEXT 【使用感】
アース モンダミンNEXT
洗口液で有名なアース製薬の歯周病対策の液体歯磨き「モンダミンNEXT」の100mL版をレビューするために購入してみた。
後に書くが、個人的にかなり謎が多い液体歯磨きである。
購入するのは2度目で、一度目に購入した時は印象が良くなかった。
再び購入して試してみて、かなり印象が変わった製品である。
本製品は期待値が飛びぬけて高い製品である。
何がすごいって、デンタルリンスの殺菌成分の代表である、IPMPとCPCが両方入っているということである。
次の項目で成分を分析する。
モンダミンNEXT 成分分析
湿潤剤:濃グリセリン
溶剤:エタノール
香味剤:香料(メディカルハーブミントタイプ)、キシリット
可溶剤:POE硬化ヒマシ油
pH調整剤:リン酸2水素Na、リン酸1水素Na
薬用成分:セチルピリジニウム塩化物水和物(CPC)、イソプロピルメチルフェノール(IPMP)、グリチルリチン酸ジカリウム(GK₂)
品目が少なく、かなりシンプルな構成である。
モンダミンNEXTは殺菌力と持続力に優れたCPCと、浸透力に優れた殺菌剤であるIPMPの両方が入っている数少ないデンタルリンスである。
CPCはサンスターのガム、IPMPはシステマなどの殺菌成分である。
つまりモンダミンNEXTはガムとシステマを合体したようなデンタルリンスなのである。
当然殺菌力には期待が持てる。
また抗炎症剤であるGK2もしっかり入っているのでまさに「隙なし」である。
気になる点があるとすれば、液体歯磨きなのに洗浄剤が全く入っていないことである。
普通液体歯磨きにはブラッシング時に汚れを落としやすくしたり、再付着を避けるために界面活性剤が含まれているが、モンダミンNEXTには全く入っていない。
つまり品名を見ると液体歯磨きとなっているが、殆ど洗口液のような成分となっている。
使用感
刺激 ☆☆★★★
アルコールタイプだが、かなり薄口である。
ガムよりは明らかに弱く、システマと同様もしくはそれよりさらに低刺激である。
最初に購入した時はとんでもなく薄く、水みたいだったが、レビューのために再度購入した時は刺激や味が濃くなっていたが気のせいだろうか?
洗浄剤が入っていないのが、液体歯磨きとして使った時にどうなるか心配だったが、磨いた後歯がネバネバするとかはなかった。
味 ☆☆☆☆☆
個人的にかなり好感が持てる味である。
●ステリンなどと違って、サッカリンやスクラロースなどの人口甘味料入っておらず、キシリトールの控えめな甘みのみがあって、非常にスッキリする。
味は薄いが、嫌みがなく、歯科衛生用品の鏡のような真面目な味である。
殺菌力 ☆☆☆☆☆
期待通り、非常に高いと思う。
一日一回の使用で、次に磨くときでもまだ歯に歯垢が付き切ってないこともあった。
夕方になってもまだ歯にツルツルが残っていた。
10日間ほど使ったが、歯茎の腫れや出血も全く起こらなかった。
使いやすさ ☆☆☆☆☆
10mL~20mL口に含んで、20秒程度クチュクチュして吐き出す。
購入したのは100mLのトラベルサイズ、キャップが小さすぎ(7mLぐらい)で、使いにくかったが他のサイズは問題ない。
モンダミンの他のサイズのボトルはキャップが大きい上、多角形になっており開けやすい。
液体歯磨きとなっているが、味が薄くて嫌みがないので、洗口液として使ってもかなり使い勝手が良かった。
コスパ ☆☆☆★★
大容量タイプが何パックも入ったものがネットで格安で買えたりする。
ところがこのモンダミンNEXTは大容量パックがないため、モンダミンプレミアムなんかの実質倍ぐらいの値段がする。
効果は他のモンダミンシリーズよりも高いと思うのがそこだけが残念である。
お勧め度 ☆☆☆☆☆
非常に優秀なデンタルリンスである。
CPC単体の安いデンタルリンスなどに比べると、効果はかなり期待できる。
気になる点は洗浄剤も研磨剤も入っていないので、長期間使っていると歯の着色が生じるのではないかということぐらいであるが、別にホワイト二ングタイプの歯磨きを併用すれば問題なさそう。
若干高いが、安心して使い続けられるお勧めの製品…
…と、本当にかなりお勧めな製品なのだが、なんとこれが製造終了になったらしい。
たまにドラッグストアで半額で売られていたので何かあったのかと思っていたのだが、知らない内に販売終了になっていた。
何か政治的にな臭いがする案件である。
つまり従来のモンダミンシリーズの売り上げを食ってしまうので止めたとか、CPCとIPMP両方添加すると他のメーカーの製品が売れなくなるので、他メーカーへの配慮で止めたとか、いろいろ考えている。
しかしこんな優秀な製品が販売終了になるのは残念である。
【液体歯磨き】 リステリン トータルケア 歯周マイルド 【レビュー】
リステリン トータルケア 歯周マイルド
リステリンから新製品がでたので購入してみた。
トータルケアシリーズの歯周病予防を目的とした「歯周クリア」(上の画像の後ろの水色)の「別味バージョン」といったところである。
歯周クリアはリステリンの中でもお気に入りな製品なので、これにも期待が上がる。
水色はアイスミント味だったが、これは赤く「フレッシュブーケ味」と書かれている。
パッケージの花柄や鮮やかな赤色の液体、ブーケ味ということで、花のような匂いを想像させる。
歯周クリア 成分解析
(湿潤剤)ソルビット液
(溶剤)プロピレングリコール
(溶解補助剤)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム
(着香剤)香料
(pH調整剤)安息香酸
(保存剤)安息香酸ナトリウム
(薬用成分)イソプロピルメチルフェノール、グリチルリチン酸ジカリウム
(着色剤)赤102、赤227
トータルケアシリーズの特徴である「イソプロピルメチルフェノール(IPMP)」が殺菌剤として含まれている。
これはライオンのシステマシリーズなどにも含まれている、浸透殺菌力の高さを特徴とする殺菌剤である。
サンスターのガムやクリニカの殺菌成分である、塩化セチルピリジニウム(CPC)や塩化ベンザルコニウム(BKC)と違い、歯垢内部にまで浸透し殺菌力する。
殺菌力や持続力はCPUやBKCの方が上らしいが、IPMPは歯間や歯周ポケットの深くまで殺菌可能である。
歯周マイルドは歯周クリアと同様、グリチルリチン酸ジカリウムを含有している。
こちらは歯茎の炎症、出血、歯槽膿漏を予防する成分である。
水色の歯周クリアとの違いは矯味剤としてスクラロースが含まれていることぐらいか。
あとは香料も歯周クリアと違いそうである。
使用感
刺激 ☆☆★★★
「リステリン至上もっとも低刺激」とどこかに書いてあったような気がするが、歯周クリアや他のノンアルコールシリーズと変わらない。
ただ甘いので刺激を誤魔化している感じはないでもない。
しかしマイルドというほどマイルドでないような。
キシリトールも入っているので、スッとした清涼感もないではないが、やはりデンタルリンスとしては未経験なレベルの甘ったるさで清涼感はイマイチ。
味 ☆☆★★★
はっきり言って水色の歯周クリアの方が良い。
キシリトールサッカリンに加えて、スクラロースが入っているからか、1.2倍ぐらい甘い感じがする。
ブーケ味ということだが、花というより若干「桃」っぽい?
かなり人工的な甘みで、形容するのは難しいが、ピーチとイチゴジュースを足して二で割ったような味。
歯周クリアと殆ど成分が同じなので方向性は同じだが、これの方が甘くて、たしかにフルーティーな感じはする。
殺菌力 ☆☆★★★
気のせいだと思う...しかしなんだか他のトータルケアシリーズより殺菌力が低いような気がする。
朝起きた時のスッキリ感が良くないし、夕方歯の表面に歯垢が結構付いている。
マイルドにするために殺菌剤の量を減らしたとかあるんだろうか?
甘いのでそんな風に感じるだけか。
普通のリステリンは一日一回の使用でも良いのだが、これは一日二回ぐらい使わないとスッキリしない。
使いやすさ ☆☆★★★
従来のリステリンと同じである。
口に20㏄含んで、30秒すすいでからブラッシングする。
キャップ等も他のリステリンと同じ。
真っ黒なためどれだけ注いでいるのか分かりづらい。
歯周マイルド特有の問題として、色が真っ赤なため、洗面台や服に付くと目立つ…。
特にうがいの時白いシャツなどに付いたら厄介である。
コスパ ☆☆★★★
あまり良くないと思う。
トータルケアシリーズはただでさえ、薬用リステリンシリーズより値段が高い。
なんども書くがそれに加えて、これは殺菌力がイマイチな感じがする。
甘いせいで口がすっきりしないので使用回数が増えた。
なので他のリステリンの方が使用回数が少なくて済む。
お勧め度 ☆★★★★
はっきり言ってお勧めしない。
トータルケアシリーズが甘くなっただけ。
見た目的にも若い女性をターゲットにしたのではないかと思う。
見た目と甘ったるいというだけで、特にメリットが感じられない。
低刺激というほど低刺激ではないし、殺菌力は微妙はだし、これ使うなら他のノンアルコールタイプのリステリンや国内メーカーのデンタルリンスを使った方がすっきりしていい。
色が派手過ぎて、服や洗面台は汚れるし、良い事がない。
甘いので歯磨き嫌いの子供に使わせようにも、癖が強すぎてあまり使わせたくない。
リステリンの特徴であるスッキリ感を期待するとガッカリするし、個人的にリステリンシリーズ中もっともお勧めしない製品というのが結論である。
【洗口液】 アース製薬 モンダミン 【使用感】
アース製薬 モンダミン ペパーミント
言わずと知れた洗口液の定番「お口クチュクチュ、モンダミン」。
1987年に誕生して30年以上経つ。
アース製薬が当時アメリカで普及していた「リステリン」に目を付けて、日本人の味覚によりマッチした洗口液を作ろうということで開発されたとのことである。
「近代的なという意味の「modern」とフランス語で私の友達、恋人を意味する「mon ami(e)」に医薬品などで用いられる「〜イン」の語尾を組み合わせて、「モンダミン」というブランド名が誕生しました。」
(公式HP モンダミンの名前の由来より)
今ではすっかりマウスウォッシュの代名詞として定着しすぎて、「モダン」どころかどこかレトロな感じさえする。
現在では歯周病予防効果も付与された、「モンダミンプレミアム」や「モンダミンネクスト」といった製品もリリースされている。
ペパーミント味は1987年にリリースされたもっとも古いモンダミンである。
成分
湿潤剤:グリセリン
可溶化剤:PEG-60水添ヒマシ油
矯味剤:キシリトール、サッカリンNa
洗浄補助剤:三リン酸5Na(TPP)、ポリリン酸Na(四リン酸6Na:TetPP)
pH調整剤:リン酸Na、リン酸2Na
保存剤:ブチルパラベン
香料:(ペパーミントタイプ)
着色料:黄色4号、青色1号
基剤:銅クロロフィリンNa
アルコールタイプなので溶剤としてエタノールが入っている。
殺菌剤成分は入っていない。
純粋な洗浄系洗口液である。
洗浄剤として三リン酸5Na(TPP)とポリリン酸Na(四リン酸6Na:TetPP)が入っている。
三リン酸5Naはホワイトニング系の洗口液や歯磨き粉に良く入っている成分で、着色汚れを落とす効果がある。
ポリリン酸Naはイオンコーティング成分で、歯の汚れを付着しにくくする効果があるそうである。
使用感
刺激 ☆☆★★★
アルコールタイプだがあまりピリピリする感じがなく、スッキリしている。
「モンダミン センシティブ」というタイプもあり、そちらはさらにアルコール含有量が減らされているらしい。
しかし普通の人はこちらでも十分低刺激ではないかと思う。
味 ☆☆☆☆★
ミントタイプということだがそこそこ甘い。
グリーンガムっぽい味?
キシリトールも入っているのでスッキリした味。
しかし口の中がスース―するほどのミント感もない。
洗浄力 ☆☆☆☆★
カレーやラーメンなど脂っこいものを食べた後に使用すると確かにスッキリして、口の中のべたつきが無くなる。
しかし歯の表面に付着した歯垢などは落ちないため、歯磨きの代わりにはならない。
コーティング成分のポリリン酸Naのおかげか、朝食後口をすすいでから出勤すると昼前ぐらいまでなら、歯の表面が比較的ツルツルしている感じがある。
使いやすさ ☆☆☆☆☆
20mLを口に含んで20秒~30秒すすぐ。
ボトルサイズに比してキャップが大きく、中の線も比較的はっきりしていて、見やすい。
特にキャップの開閉のし易さは素晴らしいと思う。
さっと開けてさっと使える。
(逆にリステリンのように開けにくくしないと子供の誤飲の危険性もありそうだが…)
コスパ ☆☆☆☆☆
使いやすい分、減るのが早い感じはする。
しかし1.7Lの大容量タイプがアマゾンなどのネット通販なら800円前後で買える。
普通のデンタルリンスが1リットル1000円前後するので、それを考えるとかなり安い。
また最近では濃縮タイプという、水で5倍~20倍に薄めて使うタイプが登場し、それが分量220mLで1100mL~4400mLも使えて定価980円。
マウスウォッシュとして破格の高コストパフォーマンス商品となっている。
リピーターには是非おすすめである。
お勧め度 ☆☆☆☆★
コストも安く、気軽に使えるのが最大のメリットか。
油っぽい食事をした後にさっと口をすすいだり、お昼寝前にすすいだりするとスッキリしていい。
ホワイト二ング成分でもある三リン酸5Naが入っているので、コーヒーやワインを飲んだ後、歯の着色が気になる人はこれで口をすすぐと着色汚れ対策になる。
また公式な使い方ではないが、さらにこの上から歯を磨くと着色汚れが落ちやすくなるので、歯のくすみ落としにも良いかもしれない。
実際に液体歯磨きのように使ってみるとかなりスッキリしていい。
ただし残念ながらフッ素や殺菌成分が入っていないので、虫歯や歯周病予防にはならないのは注意が必要である。
歯周病予防効果もある「モンダミンプレミアム」もあるが、あちらは洗浄成分からして全く別物といっていいものなので、これは普通の歯磨き粉やデンタルリンスの補助的なものとして使うのが良いと思う。
サンスターのガム&ガムプラスの味がそっくりなので、実際に違うのか飲み比べ(!?)てみた
前置き
ガムとガムプラスを一ヶ月併用してどちらが合うか使い比べていたのだが、残念ながら「効能的には違いが分からなかった」というのが、レビューにも書いた通りである。
またプラスはちょっと高いし…ノーマルの方が殺菌剤が2種類入っているし…で、ノーマルの方で良くないか?と思ったところである。
確かに値段はプラスの方が高いが、100円前後なので、誤差範囲とは言えないが、まあ健康投資と思えば無視できるレベルなので、「味の好みで選べばよくね?」と思った次第である。
ところがこの二つ、併用していたが味に違いがないような気がしていた。
なので今回は飲み比べ(!?)を行ってみたいと思う。
迷っているなら味の好きな方を選んで使い続ければいいわけであるから。
飲み比べる
紙コップを二つ用意し、ガムプラスの方は底に「+」を書いて、二重盲検試験?を行ってみた。
ちなみにどちらも臭いはもちろん、色も真透明で、見た目の違いは全くない。
液体の外観から判別するのは不可能である。
試験する
1.口に含んですすいでみた結果
最初に口に含んだ方は初動で口内にアルコールの刺激がピリピリしたので、刺激が強いなと思った。
2つ目のコップは刺激が幾分緩くなったような感じたので、やはり違うのかな?と思った。
ところが、もう一度最初のコップを口に含んでみると単に刺激慣れしていただけらしく、やはりどちらも同じレベルの刺激に感じた。
5回ほど繰り返して舌先で少量で試したりしてみたが、回数を重ねれば重ねるほどどちらがどちらか、ますます分からなくなる。
口ですすぐだけでは判別は不可能だと思った。
2.最終手段
口に含むだけでは分からなかったので、飲んでみた。
もちろん少量である。
結果はやはり、違いが分からない。
飲んでみて思うのはアルコールが入っているので、やはり薬味フレバ―な酒っぽいナァということぐらいである。
あまり飲み過ぎると胃腸がやられそうなので止めた。(真似しないように!)
結論
味でガムプラスとノーマルガムを判別するのは不可能である。
自分の舌が馬鹿なだけという可能性もあるのだが、だとしても明瞭な違いはないはずなので、ほぼ同じと言って良いと思う。
そもそも二つの違いは吸着剤と塩化ベンザルコニウムの含有の違いだが、殺菌剤などは含まれていても1%以下など極微量なので味に違いが生じることはないのかもしれない。
また香味剤などにも全く差異は設けていないらしく、メーカー的にも同じ従来のガムの味を目指しているのだろうと思われる。
しかしやはり違う製品なのだからもっとフレバ―で分けた方が消費者が使い分けできて良かったのではないかという気がする。
なんども書くが、効能については違いが分からないため、メーカーの言う事を信じるしかない。
つまり「先制殺菌力」を信じてちょっと高くてもプラスを買うかということである。
もはや自己満足と安心感の問題というしかない。
個人的にはやはり安いし、殺菌剤が2種類入ってるノーマルで良くないか?が結論である。
【液体歯磨き】 SUNSTAR サンスター GUM PLUS ガムプラス 【使用感】
サンスター ガムプラス
最近出たガムの性能強化版。
菌の増殖要因でにもなるFN菌(フゾバクテリウム)まで殺菌することで、長時間の歯肉炎・歯周病予防効果を発揮することを謳った商品。
500mlを購入し、ノーマルのガムと一緒に1か月ほど使ってみたのでレビュー。
成分
(香味剤) 香料(ハーブミントタイプ)、サッカリンNa
(可溶化剤) POE硬化ヒマシ油(清掃助剤) D-キシロース、ヤシ油脂肪酸アシルアルギニンエチル・DL-PCA塩
(薬用成分) 塩化セチルピリジニウム(CPC) 、グリチルリチン酸2K(GK₂)
(吸着剤) β-シクロデキストリン(β-CD)
ガムプラスの最大の特徴は吸着剤としてβ-シクロデキストリンが含まれていることである。
シクロデキストリンは水に溶けない(疎水性)の物質を包摂して、水に溶けるようにするための成分らしい。
また分子内に包摂することで水や酸素と反応しやすい物質を保護する作用があるらしい。(Wikipedia)
それがどのように殺菌力を向上させるのか不明だが、これがガムプラスの謳う「先制殺菌力」の秘密らしい。
一方肝心の殺菌成分が塩化セチルピリジニウムしか含まれない。
ノーマルのガムに含まれていた、「塩化ベンザルコニウム」が省かれてしまっている。
殺菌剤が一種類になってしまっては殺菌力的にどうなのだろう?
「プラス」と言いながら、特定の菌に対する殺菌力が失われてしまいそうである。
ガムシリーズ定番の抗炎症成分グリチルリチン酸2Kは本製品にも含まれている。
使用感
刺激 ☆☆☆☆★
国内メーカーのアルコールタイプとしてはそこそこの刺激。
口に入れるとピリピリくる。
気のせいかノーマルのガムより舌先にピリピリ来るような気がした。
味 ☆☆☆☆★
ノーマルのガムと全く違いが分からない。
相変わらず、ショウガのすりおろしに砂糖(サッカリン)を加えたような味。
ノーマルと味付けを変えても良かったのではと思わずにはいられない。
自分の舌がバカなのかと思って、何度も飲み比べ(含み比べ?)たが、全く違いはないようであった。
殺菌力 ☆☆☆☆★
「先制殺菌」とかコマーシャルを張っていて殺菌力が向上したようなことを言っているが、一か月使い比べてみて正直ノーマルと違いが全く分からなかった。
原理的には菌の増殖が抑制されているのかもしれないが、数パーセントとかそのレベルなんだろうか?
1日一回の使用で比較使用してみたが、持続力が飛躍的に向上したような感じはなかった。
ノーマルのガムでもそこそこ持続力はある方だったのだが、それと大して変わらない感じであった。
使いやすさ ☆☆☆★★
使い方はノーマルのガムと同じである。
口に10㏄含んで20秒すすいでからブラッシングする。
ボトルのフタは開けやすいが、相変わらず分量がわかり難い。
液体が透明な上に、キャップの10㏄の線がほぼ見えない。
老眼の人にはまず計量は無理である。
コスパ ☆☆★★★
ノーマルのガムより値段が高い。
実はボトルに細工がされている。
ノーマルの1リットル級のサイズは現在960mL含まれている。
ところがプラスの方は900mLとなっている。6回分減っている…。
同様に中サイズはノーマルの500mLに対して、プラスは450mL。
プラスの方が分量が少ないのに、100円前後高い値段で売られていることが多い。
実質的にノーマルより10%~20%は値段が高い。
大した違いではないが、ノーマルとの性能差を考えるとかなり疑問な値段設定である。
お勧め度 ☆☆★★★
結論、ノーマルのガムでよくね?
が、正直なところである。
「先制殺菌」や持続力に期待して買ったのだが、正直ノーマルと体感的な差がない。
しかもノーマルの方がCPCに加えて塩化ベンザルコニウムの二つの殺菌成分が含まれているので安心感がある。
持続力等もノーマルのガムで十分に感じているので敢えてこれ(プラス)を選ぶ理由がない…。
口の中の細菌環境は人によって違うらしいので、プラスの方が高い体感効果が得られるという人もいるかもしれないが、自分の場合は全く違いが分からなかった。
しかも殺菌効果だけでなく、味や香りなどもノーマルと同じなのだから尚更こちらを選ぶ理由がない。
プラスがもっと風味に拘って、高級感のある味にするとかすれば、機能性は別として、味の好き嫌いで選択肢にはなったのだが…。
期待外れではあったが、抗炎症剤のGK2も入っているし、安物のデンタルリンスより確実に信頼して使える製品ではあると思う。
【液体歯磨き】 LISTERINE リステリン ホワイトニング 【効果】
リステリン ホワイトニング
リステリンのホワイトニングを目的とした製品。
リステリンシリーズの中では異端的な存在。
ホワイトニング自体には大して興味がなかったのだが、250mLタイプを購入して3週間使用してみた。
パッケージはクリアボトルにカラフルな液体が入っているリステリンシリーズの常とは異なり、真っ白いボトル。
液はホワイト二ングタイプのため、着色剤が入れられないので真っ透明である。
ボトルまでクリアでは売り場で目立たないから、白いボトルにしたのだろうか?
カラフルなパッケージが多い中、洗面台に置いても悪目立ちしないので個人的には好きである。
成分
(湿潤剤)ソルビトール
(洗浄剤)三リン酸5Na
(洗浄助剤)ピロリン酸4K
(可溶化剤)ポロキサマー407
(pH調整剤)クエン酸、香料
(防腐剤)安息香酸Na
(香味剤)ユーカリプトール、チモール、サッカリンNa、スクラロース
(清涼剤)メントール
(防腐剤)シメン−5−オール
ホワイトニングように二つの洗浄剤が入っているのが特徴である。
三リン酸5Naはホワイトニング系の歯磨き粉などに入っている成分で、歯の着色汚れを落とす効果がある。
ピロリン酸4Kも同様の効果があり、イオンの力でステインを浮かせて落とす効果がある。
二種類の洗浄剤のハイブリッドパワーで着色汚れを落とすというわけである。
パッと見、他のリステリンシリーズに含まれている殺菌成分が入っていないように見える。
ところがユーカリプトールとはシネオールの別名であり、成分表中のチモール、メントールと含め、薬用リステリンシリーズの4つの殺菌成分の一つである。
同様に防腐剤として含まれているシメン−5−オールはリステリントータルケアシリーズの殺菌成分であるイソプロピルメチルフェノール(IPMP)の別名である。
なぜ成分名が違うかというと、他のリステリンシリーズと違って、ホワイトニングは「化粧品」のカテゴリーになるため、薬品名では載せてはならない(?)からのようである。
では、殺菌力も期待できるのかと思えば、リステリン公式ページのQ&Aのコーナーをみると…
「口腔内の原因菌を除菌する成分は含まれていません」
「細菌の殺菌を行いません」
と書かれている。
なので、殺菌成分が含まれているように見えるが、あくまでも香味剤や防腐剤として少量配合しているだけなのかもしれない。
使用感
ホワイト二ング効果 ☆☆☆☆★
アマゾンのレビューなどで偶に勘違いしている人がいるのだが、これは歯そのものを白くするものではない。
歯の表面に付着した汚れを落として歯本来の白さを取り戻すためのものである。
これを使う前、前歯の表面や裏側などに茶色っぽい着色が薄くついていた。
それが気になって今回これを購入してみたのだが、1週間ほどは大して効果がないと思っていたが、2週間目ぐらいから「あれ?汚れが薄くなった?」と思うようになり、
3週間目ぐらいには殆ど着色汚れが落ちてしまった。
なので、着色よごれを落とす効果は確かにあると思う。
落とした後で歯が白くなったかといえば確かに白くなってはいるが、当然真っ白というわけではなく、本来の白さに戻った感じ。
なので期待しすぎてはいけない。
刺激 ☆☆★★★
一応アルコールタイプなのだが、濃度が低いのか刺激がかなり弱い。
国内メーカーのアルコールタイプ並み。
適度なスッキリ感はある。(が、下に書いたように甘い...)
味 ☆☆☆☆★
とにかく甘い。リステリンの中でおそらくもっとも甘い。
甘味剤としてサッカリンとスクラロースが含まれているが、分量が多そうである。
それに加えて、ユーカリプトールやメントールが含まれているのでハーブ感、ミント感がすごい。
ハーブ系のガムをそのまま液体にしたような味。
美味しいといえば美味しいが、歯磨き剤っぽくはないので「甘ったるい」と言って嫌うひともいそう。
殺菌力 ☆☆★★★
上の成分解析のところで指摘したが、一応公式的には殺菌効果はない。
が、香味剤や防腐剤として殺菌剤は入っている。
実際のところどうかというと、確かに殺菌力は他のリステリンシリーズと比べると弱い感じがする。
これを使い始めてから1週間ぐらいしてから、歯茎が久しぶりに腫れた。
なのでやはり殺菌力は期待できないのかもしれない。
が、そこまで口の中がねばつくとか臭くなるということも無かった。
使いやすさ ☆☆☆★★
ノーマルのリステリンと同じである。
キャップ注いで使うだが、使用分量がノーマルのリステリンの20ccに対して、これは10ccと説明に書かれている。
また、口をすすぐ時間が60秒と長くなっている。(ノーマルは30秒)
ホワイト二ング成分を歯の表面に長く付着させるためだと思われる。
刺激が弱く、味も甘いので、60秒でも全く苦痛にならない。
液体歯磨きなので、すすいだ後でしっかり歯磨きして汚れを落とす必要がある。
コスパ ☆☆☆★★
値段はトータルケアシリーズと同じ。
殺菌効果が期待できないのでこれ単体ではデンタルリンスとして使用できない。
これで歯を磨いて着色汚れを落とした後で、ノーマルのリステリンなどで再度口をすすいで殺菌した方が良い。
ホワイトニング効果は確かにあるので、着色が気になる時に週単位で使用したりするのが良いかもしれない。
そう考えるとコスパは悪くない。
お勧め度 ☆☆☆☆★
歯の表面の着色汚れが気になる人は試してみる価値は存分にあると思う。
他のリステリンシリーズと違って殺菌効果は期待できないので、あくまでも美容目的で使う分には悪くない。(1L/1000円以下で歯が白くなるなら安い物)
味に癖があるので、好き嫌いが分かれそうだが、刺激自体は少ないので誰でも使えると思う。
常用するではなく一本買っておいて、ノーマルのリステリンと併用するのが良い使い方ではないかと思う。
ノーマルのリステリンには研磨剤や着色成分を落とす効果がないので、それを補完するための製品として存在価値があると思う。