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【液体歯磨き】 SUNSTAR サンスター GUM ガム 【使用感】

サンスター ガム

元祖歯周病対策の液体歯磨きと言えば、これ。

40年近く前の1987年に殺菌剤CPCの配合に成功してリリースされたのがガム。

どこでも売ってる入手性の高さと、最近ではCPCに加えて塩化ベンザルコニウムが配合されたハイブリッド殺菌力が特徴。

サンスター ガム

白と緑のシンプルなデザインである。

ガムは昔からこのデザイン。

購入したのはアルコールタイプだが、ノンアルコールタイプは青が入るので区別できる。

リステリンモンダミンに比べると、地味なデザインだが、洗面台に置いていても目立たず好きである。

 

成分

サンスター ガム 成分表

【溶剤】濃グリセリンエタノール

【香味料】香味料(ハーブミントタイプ)、サッカリンNa

【可溶化剤】POE硬化ヒマシ油

【薬用成分】塩化セチルピリジニウム(CPC)塩化ベンザルコニウム(BKC)グリチルリチン酸2K(GK2)

【pH調整剤】クエン酸Na、無水クエン酸

【清掃補助剤】ヤシ油脂肪酸アシルアルギニンエチルDL-PCA塩

 

殺菌剤として塩化セチルピリジニウム(CPC)塩化ベンザルコニウム(BKC)の両方が配合されているのが最大の特徴

CPCはデンタルリンスでは定番中の定番の殺菌剤で、口内浮遊細菌に対して少量からでも高い殺菌力を誇る。

また、陽イオンで歯の表面に付着して長時間の殺菌力を発揮する。

塩化BKCも同様に歯の表面に付着し、カンジダ症を発症させる酵母様真菌(カビの一種)にも有効である。

抗炎症剤のグリチルリチン酸2K(GK2)が入っているのもガムの特徴である。

歯茎の腫れや出血を予防する成分であり、かゆみ止めなどの目的でシャンプーなどにもよく入っている成分である。

 

使用感

使用感

 

刺激 ☆☆☆☆★

刺激は国内他メーカーの同様のアルコールタイプに比べるとちょっと強めに感じる。

口に含むとアルコール特有の刺激がピリピリくる。

初めてデンタルリンスを使う人には、刺激的に感じるかもしれない。

磨いたあとのスッキリ感はなかなか。

味 ☆☆☆☆★

好みが分かれそうな味である。個人的には嫌いではない。

どんな味かと聞かれても似ているものが思いつかない。

ガムはショウガをベースとした西洋ハーブの味目指している?とメーカーのページに書いてあったのを見たことがある。

言われてみれば少しショウガっぽいところはあるかも。

「ショウガのすりおろし汁に、砂糖を加えたような味」とでも形容しようか。

甘味料としてサッカリンが入っているがそれほど甘くはない。 

殺菌力 ☆☆☆☆☆

CPCしか入っていない他社のデンタルリンスに比べて、殺菌剤が二種類入っているため、しっかりと殺菌されている感じがする。

特に持続力はなかなか

夜のみ一日一回の使用でも、翌日口内が酸っぱくなったりべた付いたりする感じがあまりない。

使いやすさ  ☆☆☆★★

キャップのフタに直にボトルから10cc注いで使う。

キャップは側面に細かい縦溝は入っており、非常に開閉し易い。

内側の10ccの線が見えずらく、液体も真っ透明であるため、軽量し辛い。

分量など結構適当でよいとは思うが、毎回きっちり定量使いたい人には不向き。

あと使った後、逆さにして蓋をするので当然垂れてくる。

コスパ ☆☆☆☆☆

そこそこ安い値段で手に入る。

CPCしか入っていない後発他社ブランドの製品よりちょっと高い。

しかし効果の違いははっきりと感じることができるのでよし。

 

お勧め度 ☆☆☆☆☆

非常に安定した殺菌力を発揮してくれる信頼できる液体歯磨き

これより安いデンタルリンスはいくらでもあるが、信頼して使えるのはやっぱりこれ。

抗炎症剤のGK2も入っているため、これを使い始めてから歯茎の腫れが起こらなくなった。

欠点があるとすればその独特の味か。

夜使う分には問題ないが、寝起き後、朝食前に使うと癖の強い味が口に残るため、食欲が萎える…。

吸着力が高いお陰か、口をすすいでも結構味がしつこく残るのであまり朝は使いたくない。

ノンアルコールタイプもあるのでそっちの方も試してみたい。